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第十五話  ヒミツのお話・上

♪それはヒミツ・ヒミツ・ヒミツ・ヒミツのおは~なし♪
(チョット古すぎるかな?)と、思わずヘンなノリで始めてしまいましたが、
イキナリいくつかの短い物語を思い出したので書いてみました。
 
ヒミツのお話・その1
 昔むかしの大正時代、一般の家庭にコンセントなどなく、天井からぶら下がった1個の電球のソケットがその部屋の唯一の電源だった頃のお話。
 そのソケットを、ある1軒の小さな電気屋さんが、家族のわずかな手だけで四苦八苦しながら製造していましたした。
 ある日、その電気屋のオヤジさんは家族に提案しました。「従業員を雇って生産力を向上させたい」と。なぜか家族は猛反対しました。その理由は「他人を雇うとお金がかかるし、何よりもこのソケットの製造上の“ヒミツ”を他人に知られたくない」というものでした。オヤジさんは言いました。「そんな了見では、この店はただのソケット屋だけで終わってしまう。それどころか、こんな貧弱な技術をさも大層なもののように人にコソコソ隠し、愚かな“ヒミツ”主義に縛られながら商売を続けていても、このソケット屋ですら潰れてしまうだろう。自分はいろんな技術者たちと共に学び合い成長しながら、やがて自分たちの電気製品で日本中の家庭を豊かにしたい」と。そしてこのオヤジさんの思いは実行され、やがてその小さな電気屋さんは、世界有数の家電メーカーになりました。
そのオヤジさんの名は、松下幸之助。
ご存知「ナショナル」の創業者であります。
 
ヒミツのお話・その2
 今から40数年前。自然豊かな北欧の国・スウェーデンのある自動車メーカーのお話。
 当時は、アメリカを中心に世界的なマイカーブームが巻き起こり、同時に交通事故が深刻な社会問題になり始めた時代でした。しかし当時の各自動車メーカーは、競って“売れる車”作りのみにしのぎを削り、安全面に関しては現代とは比べものにならないほどおざなりだったそうです。そんな時代の風潮の中で、このスウェーデンの自動車メーカーは、「もっと安全な車を作って、交通事故で失われる人の命を少しでも救いたい」そんな思いで、来る日も来る日も安全のための研究に真剣に取り組んでいました。
 試行錯誤を繰り返し、1958年ついに完成したのが、“3点式シートベルト”。そう、現在世界中の乗用車に装備されている、あのタスキ型のシートベルトです。そう聞くと、そこまで世界中に普及したアイデア商品なら、そのメーカーはさぞガッポリ儲かったことだろうと誰もが思うところですが・・・そうぢゃーない。そのメーカー曰く「このシートベルトの開発目的は、世界中のより多くの人の命を守りたい。この一点のみ」ということで、このアイデアに関するパテント料(特許料)は一切無料にし、その製造上の“ヒミツ”も含めた全てのノウハウを他社へ無償で公開したそうです。
 この自動車メーカーの社名は「ボルボ」。
 そして2000年を迎えた今年、この3点式シートベルトに対し、「20世紀において最も人命を救ったパテント」としてギネスブックに記録されたそうです。
 
 さて、2つのお話がつづきましたが、そろそろ「いつラーメンのハナシが出てくっとや?」という声が聞こえてきそうですね。しかしながら紙面の都合で今回ココマデ。来月までどうぞご辛抱くだされ。