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第九話 感謝感謝のラーメンフェスタ

 ついにやりました、やってしまいました、ラーメンフェスタ。
「産・学・官」が一体となったまちおこしとしては、久留米は無論、全国でも初めてのラーメンの大イベント 「ラーメン・フェスタin久留米」が、今月の6・7日久留米百年公園にて華々しく開催することができました。 おかげさまで大成功でした。
 イベントステージでのアカデミックな「ラーメン学フォーラム」や楽しい「ラーメンクイズ」はもちろん大成功。 そして、ほとんどパニック状態と言うべき押し寄せる人の波また波で、よくぞ「さっさとラーメン食わせろ暴動」が 起きなかったと思わせるほど大盛況だった「ラーメン特設大テント」。200坪のテント内では、地元と全国各地から出店していただいた10店舗の、計1日限定5000杯のラーメンも 連日あっという間に完売しました。同時開催で大変お世話になった「農業祭」、ここの例年の人出が二日間で約7万人。今年は何と二倍、14万人もの来場者があったとか。有り難いことです、感謝してます。また、わざわざ来てくれたのに、フェスタのラーメンが食べれなかった約13万人の人たち、ゴメンナサイ。
 さすがに、これだけの人が集まれば町全体への波及効果もすばらしいようで、このフェスタの期間中は、市内のラーメン屋さんも、おしなべて売上が上がったそうです。ちなみに僕のラーメン店の市内4店舗は、フェスタ初日、第一土曜としては過去最高の売上を記録しています。
 この「フェスタ大成功」という明るいニュースは、久留米の不況ムードを一気に吹き飛ばしてくれたと思っています。「ラーメン」という、今が旬の食文化の活用は、まちの活性化に極めて効果的であるということが、今回、証明されたと言っても過言ではないでしょう。 いまさらながら、ラーメンの持つ凄まじいまでのパワーに、僕自身、圧倒されています。
 久留米のラーメン町おこしは、いまスタートしたばかりです。 フェスタは来年、それ以降も続くでしょうし(たぶん)、今回のフェスタの成功を機に、 やがて久留米のまちに“ラーメンの殿堂的施設”が立ち並び、単なる“ラーメン観光のまち”を越えて、日本のみならず “アジアの麺類情報発信都市”となる日も夢ではないような気がします。最初のコラムにも書いたことですが、戦後の復興期、久留米のまちで力イッパイ働くオトーサンのお腹を満たしてくれたのが、 屋台で食べる一杯40円のとんこつラーメンでした。 そして現在の不況、必ずやとんこつラーメンは、二度久留米を救ってくれてるでしょう。
 ところで「ラーメン特設大テント」での出来事。 先月このコラムで、フェスタの準備会議のとき、Mラーメンの社長さんが一言、 「(テント内で)先に売り切れたラーメン屋さんは、まだ残っているラーメン屋さんを手伝いましょうや。」 僕はこの言葉に感動した云々と書きました。 実際はどうだったかと言いますと、・・・やってくれました! 地元のラーメン屋さんどうし、次々と他店の呼び込みを始めたり、調理場へ入り込んで手伝ったり、 またホールでは、Dラーメンの部長さんとTラーメンの店長さんが ゛肩を並べて″お客さんの案内をしたり、 ・・・歴史的な日でした。 きのうまでの商売敵が、いま同じ屋根の下で、同じ汗をかき、数千人のお客さんに揉まれながら、奪い合うことなく、罵り合うことなく、ただ譲り合って、助け合う。久留米商人の典型と揶揄されていたラーメン業界が、この瞬間に生まれ変わった気がしました。
 最後に、フェスタに来てくれたお客さんとフェスタの関係者、それを支援してくれた人たち、そして、僕たちラーメン屋を育んでいただいた地元のすべての人たちと、こんなバカ息子に「ラーメン」という素晴らしい財産を 残してくれた、今は亡き父に、感謝しています。