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第百三十二話 駅前にラーメンモニュメントを

 平成11に始めて開催された「ラーメンフェスタ in 久留米」も、平成18年第8回を最後に、休止となりました。そしてそれを引き継ぐように、翌年から(全国)B-1グランプリが久留米で開催され、以降、「九州B-1グランプリ」という企画で、毎年九州中のご当地B級グルメがこのまちに一同に会し、食の祭典が賑やかに催されています。その運営ノウハウは、ラーメンフェスタで培われたものと言っても過言ではありません。さて、それではラーメンフェスタの運営母体であった「久留米・ラーメンルネッサンス委員会」は消滅したのか?・・・否、ちゃんと存在しているのです。地下に潜ったレジスタンスのように、この4年間、地味ながらも次なるステップへの準備を進めて参りました。それは、来年3月の九州新幹線久留米駅開業に向けての「駅前のラーメンモニュメント」の設置と、九州ラーメンの元祖「南京千両」さんの最初の開業の地(何と文化街入口の甘栗屋さんの前)に、九州ラーメン発祥の記念碑を建てるという活動でした。本来委員会は、「ラーメンフェスタ」という、打ち上げ花火的な催しと平行して「後世に残るモニュメントの設置」という、二本柱の目的を持った組織でありました。しかし委員会メンバーは、毎年実施されるラーメンフェスタの企画・運営にほとんどエネルギーを使い切ってしまい、なかなか忍耐と根気の要るモニュメントの設置活動には手つかずの状態でした。そこで、思い切ってラーメンフェスタを休止して仕切り直しをしたのです。そしてついに今年、新久留米駅東口のラーメンモニュメントと、明治通りの九州ラーメン発祥の記念碑設置の認可が降りたのです。そこで市民の皆様にお願いがあります。これらのモニュメントは、企業などの協賛ではなく、賛同される皆様からの「募金」で建てられたものとしたいのです(募金箱は市内各所のラーメン店に依頼中)。これが成就すれば、今までのように「九州ラーメン発祥の久留米」を楽しみに来た来訪者が久留米駅に降り立ち、「どこがラーメンのまちなの?」と、がっかりさせることも無くなるでしょう。ご理解とご協力をお願いいたします。

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