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第百三十一話 奇跡のコラボラーメン

 ラーメンバカチンクラブ、略してRBCという会があります。それは「もっとラーメン文化を盛り上げよう」という、志を持った全国の有名ラーメン店主たち18名で構成された組織であります。去る8月7日、そのRBCのメンバーが一堂に介してイベントを開催しました。場所は東京・銀座、イベント内容は、ラーメンをメインとしたフルコースの中の一品を、それぞれの店主たちが創作して腕を競うというものでした。そこで僕が担当したのがメインディッシュのラーメン二品の内の一品でした。さらにその作品は、僕ともう1人、久留米でラーメン店を営む「龍の家」の梶原社長とのコラボによるもの!これは地元のラーメンフリークならずとも「え?龍の家と大砲が手を組んだ?」と、驚愕のニュースではないでしょうか(自意識過剰?)。というのも、RBCの会議の場で、梶原社長が僕と組みたいと言ってくれたのが、今回のコラボの発端でした。いや?、それは嬉しかったですね。そこで気を良くした僕は、長年温めていた創作ラーメンを、梶原社長に提案しました。梶原社長はその提案を即座に受け入れてくれ、そこで2ヶ月に及ぶ龍の家・大砲による創作ラーメンの開発がスタートしたのです。やがて試行錯誤を繰り返し、本番直前にようやく完成した作品が、題して「常夏のグリーンサンセットラーメン」。南の海に沈む夕日をイメージしたラーメンです。そして本番、会場を埋め尽くす審査のお客様。その手にはそれぞれの作品に点数を着ける採点票。全ての料理の提供が終わると、審査結果の発表です。僕も梶原社長の「ビリじゃなければいいか」なんて考えていました。そしてMCによる場内アナウンスが始まりました。「最優秀賞を発表します・・・。作品名「常夏のグリーンサンセットラーメン」。僕たちはしばし沈黙・・。やがて我に返ると2人で抱き合っていたのです。感動しました。九州の片田舎のラーメン店が、花の東京・銀座の檜舞台で勝利したのです。57年前に1軒の小さなラーメン屋台を始め、13年前に他界した僕のオヤジは、草葉の陰でこんな息子をどう思っているでしょうか。
 実はこのラーメン、更に改良を加え、10月1日から11日までの期間限定で龍の家上津店(土日祝のみ)、大砲ラーメン合川店(平日のみ)で、販売いたします。売り切れの場合はご容赦下さい。最後に、この作品の完成に尽力してくれた、梶原社長と、その若いスタッフ心より感謝いたします。

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