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第百十五話 スナック菓子の深い話

 びっくりしました。それはン十年前、僕が中学生だったか、初めて「キャラメルコーン」を食べたときです。パリッ・ふんわりとした食感にキャラメルの風味と甘み・・・。そして一番サプライズしたのが「ピーナッツ」の存在でした。メインのキャラメルコーンの中に隠れるように紛れているわずかなピーナッツ。それは塩味の普通のピーナッツです。これがまた甘いキャラメルコーンに合うのです。そしてそのピーナッツのほんのわずかな量が言わせません。柿の種ピーの場合、ピーナッツと柿の種が同等に自己主張していますが、キャラメルコーンの場合、袋に手を突っ込んでもなかなかピーナッツが掴めません。たまにピーナッツが掴まるとなぜか嬉しく、そこに僕はある種の感動を覚えるのです。もはや東ハトの陰謀(?)です。
 これは業界的な表現をすれば「食味と食感の対比」を応用したアイデアです。キャラメルコーンの甘みと、舌にとろける柔らかい食感の対極にあるのが、塩味の効いた固いピーナッツです。そのピーナッツを少量にしてキャラメルコーンに混ぜ込むことでそれが味のアクセントになり、食べ終わるまで飽きさせない工夫がなされているのです。要するに、カレーライスと福神漬けの関係と同じようなものです。
 僕がたまに行くお好み焼き屋があります。そこで定食を注文すると小さな冷や奴が付いてきます。その冷や奴はとても美味しいけど、本当に小さくて豆腐の半丁をこれまた8分の1ほどにカットしたくらい小さく、僕はもう少し食べたいと思いながらその希少な冷や奴を箸でつつくように少しずつ食べるので、余計にそれがおいしく感じるのです。僕はその店の冷や奴ことを「キャラメルコーンの中のピーナッツ的存在の冷や奴」と呼ぶことにしています。
 そういえば僕の知人に「キャラメルコーンの中のピーナッツ的テクニックで女性を口説く助平男」というのがおりますが、そのテクニックの内容は皆様の想像におまかせということで、今回はスナック菓子の深い話(のつもり)でした。