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第九十九話 吾輩の顔である

 吾輩の顔は濃い。
 映画「卒業写真」の瀬木監督曰く「エキストラで出演しても役者を喰ってしまうほど濃い顔」らしい。いわばソース顔というよりトンコツ顔である。
 飲み屋のお姉ちゃんたちに言わせると、この顔を好むお姉ちゃんは「佐藤浩市」とか「石橋凌」に似ていると言う。ごく少数の奇特なお姉ちゃんである。一方この顔を好まないお姉ちゃんたちは皆、口をそろえて「吉幾三」ソックリという。そして必ずカラオケのリクエストが始まり、結局「俺ら東京さ行ぐだ」を歌ってしまう自分が悲しい。先日も一風堂・河原氏の誕生会で、居並ぶ有名人の前でソレを歌ってしまい、しかも大変ウケてしまった状況が、微妙に悲しい。また、ときおりテレビに出ている自分を見ると、やはり吉幾三に似ていると思ってしまう自分自身が、底抜けに悲しい。
 顔にランク付けをするなら、この顔は間違いなくB級と思う。しかし、これからは間違いなくB級の時代である。C級はさておき、A級は、毎日食べるには経済力を必要とし、しまいには飽きてしまう高級料理のようなものである。しかしB級は、経済力も必要とせず、毎日食べても飽きない「久留米ラーメン」や「筑後うどん」のようなものである。さらに、食べるほどにその味の深みにハマってしまう。
 我がまち久留米は、ラーメンやうどんのみならず、焼き鳥、屋台などの地元独自の食文化がひしめき合う「B級グルメのまち」でもある。そしてそれを全国に発信しようとする動きがある。それは、全国各地のB級グルメが一同に会し競い合うという、まさにB級グルメの夢の祭典である。その名は「B-1グランプリ」。
 地元がキナ臭い事件の舞台となり、暗い記事がマスコミを騒がせている昨今、この祭典がかつての「ラーメンフェスタ」のように、明るい話題を外に発信できれば素晴らしいと思っている。
 やはり時代は、もはや「顔」も「食」もB級である。いっそのこと、全国のB級顔の持ち主を一同に集めた「B級-顔フェスタ」なるものも同時に開催すればよい(キモチ悪!)。
 吾輩の入賞は間違いないだろう。