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第六十一話 ラーメンフェスタが国家プロジェクトに(上)

 今から6年前の1999年11月、最初の“ラーメンフェスタin久留米が”久留米百年公園にて開催されました。それを記念するかたちで連載を始めたこのコラムも、今回で六十五話目を迎えます。
 第三話までは、「ラーメンフェスタ」という、市民には聞き慣れない新しい祭りの開催予告というのが主な内容でしたが、今あらためて読み返してみますと、何やら心に甦るものがあります。
 当時、数人の有志が集まり“久留米・ラーメンルネッサンス委員会”という団体を立ち上げたものの、ラーメンフェスタという全国でも例のない事業を推進するにはあまりにもデータがなさすぎました。「千人なのか百人なのか」来場者の予測すらできない状況で、この前代未聞の祭りの成功をただひたすら祈りながら東奔西走する有志たちは、まさに幕末の志士でした。
 そんな彼等の苦難と町を愛する想いは、やがて市民の心をとらえ、ついに“第一回ラーメンフェスタin久留米”は開催されました。
 結果、この九州の片田舎のラーメン祭りは、驚くべきことに来場者十四万人という途方もない人を集め、凄まじい盛り上がりをみせながら「久留米」の名を全国に発信したのです。
 このフェスタの成功は、その後全国のラーメンご当地への刺激剤となり、北は北海道函館から南は鹿児島串木野まで、そのノウハウは“久留米型”ラーメン祭りとして各地に伝播し、地域おこしの一助となっています。
 実は、今年で六回目を迎えるこのフェスタ、今回は何と「国民文化祭」という国家事業として開催されることになりました。
 国民文化祭(略して国文祭)とは「国体」の文化祭版というもので、都道府県持ち回りで開催される日本最大の文化の祭典です。
 今年は福岡県が国文祭の開催県ということで、久留米のラーメンフェスタが、県を代表する食文化の祭事として認められ、国文祭の一事業という位置づけで開催されるのです。 国の事業、そして四七年に一度という機会に恵まれた今年のラーメンフェスタの概要は以下のとおりです。
 
 名称(通称)は「国民文化祭・ラーメンフェスティバル」。
 十一月六(土)七(日)久留米百年公園にて開催。
 出店ラーメン店は、全国有名店(北海道から沖縄まで順に、すみれ・マメさん・味平・花の季・でびっと・ちゃぶ屋・ちばき屋・雷文・くじら軒・大文字・支那そばや・魁龍・一風堂・みその・通堂)のそうそうたる名店十五店と、地元店七店を加えた計二十二店という過去最大の店舗数。
 
 また目玉として、四人の達人が分野の違うラーメン(たとえば支那ぞばやの佐野氏が豚骨ラーメンを作る)で競い合うという、フリークならずとも垂涎モノの企画もあります。
 予想来場者は空前絶後の二十万人。とにかく「史上最大最強」のラーメンフェスタであります。