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第三十八話 とんこつラーメン誕生80周年に向けて(下)

前号からの続き
 私は酒は焼酎(米か麦)専門で、日本酒は飲まない。なのに連中の来宅の手土産が「日本酒」とはどういうことだろう。私は考えました。単なる嫌がらせか?それとも今日は飲むなということか?私はムッとしながらも、キッチンからハウス焼酎を持ち出して来ると、若手店主から「香月さん、今日は飲む前に大事な話をさせてください」という申し立てがありました。「例のとんこつ80年の件?」「はい」「わかった、しょんなかね、聞こうかね」
 やがて店主たちは、その思いを熱く語り始めました。その情熱は本物でした。いまや日本政府のクールジャパン政策の一つとして世界を席巻するとんこつラーメン。その発祥が、ここ久留米であることへの誇り。またその情報を世界に発信し、久留米の活性化に寄与したい・・・。その彼らの気持ちは純粋でした。かつてのラーメンフェスタで、東奔西走していたころの自分を思い出しました。あの頃の私たちの思いのDNAは、いつの間にか彼らの中に息づいていたのです。もう協力を断る理由はありません。そこで私は基本的な企画内容をまとめて、久留米商工会議所会頭に対し、責任持って「久留米・ラーメンルネッサンス委員会」の再活動の陳情をさせていただくことを約束しました。ただし、それを行う前に、彼らに幾つかの約束事を守っていただくことにしました。その一つは「フェスタの会場では自社の宣伝は一切しないこと。制服は統一したものを着用。会のラーメン店スタッフは全てボランティアとし、人件費の請求はどこにもしない」二つ目は「運営費捻出のための協賛集めは徹底的にやる。運営費不足の場合は全員で自腹を切る覚悟を持つ」三つ目は「運営はあくまで吉野会長を中心に久留米・ラーメン会全体で動く」というもの。それらの約束を全員で確認し終わると、酒盛りが始まりました。あとはヨッパラッてしまって、何もおぼえちゃあいない私でした。
 数日後私は基本的な「とんこつ誕生80周年記念事業」企画を会に提案しました。以下その骨子。
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イベント内容(案)
● 仮名称:「祝・とんこつラーメン80歳」
● 開催日:平成29年9月30日(土)・10月1日(日)・10月2日(月)
                   *10月2日(月)はとんこつ供養祭
● 開催場所:未定(久留米百年公園?)
● 開催内容:九州・沖縄全県から有名とんこつラーメン店を招聘して味や個性を競っていただく(全7店〜8店)。ご当地・久留米は「南京千両」のみの出店とする(ただし、この期間のみプレミアム感のある特別商品を提供)。
● 事業予算:約***万円(主に広告協賛による)
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 他にも、小石原焼の若手有志とタイアップして、記念のオリジナルラーメン丼を製作する等々のサブプランも考えています。
 さて、記念事業企画の最初の関門である「会議所会頭への陳情」ですが、某日朝8時半、緊張する若手店主たちを連れて会頭室に臨んだ私に、会頭は一言。「そうの、それは存分にやらんの」。さすが本村康人会頭。素晴らしい漢気を感じました。
 あとはもうやるしかないですね。