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第二十八話 有袋類とラーメン屋

 有袋類(ゆうたいるい)の動物と言えばオーストラリア大陸のカンガルーが有名ですが、この大陸は、動物の生態系が大変面白いところであります。ここにはこの大陸独自の様々な動物がいますが、そのほとんどが有袋類。いわゆるフクロ(育児嚢)を持つ動物たちです。カンガルーを筆頭にコアラ・フクロネコ・フクロネズミ・フクロオオカミ(絶滅)・フクロモモンガ等々すべて有袋類です。不思議ですね。同じ有袋類なのにネコもネズミもいるのです。調べてみると1億4000年前に東ゴンドワナ大陸から分裂し、遠く絶海の果てに取り残されたオーストラリア大陸。そこにいた有袋類の祖先が、天敵のいなかったこの大陸で独特の進化を遂げたということです。
 わかりやすく言うと、私がラーメン店の部下たちと絶海の無人島に漂着したとします。何もないこの島での生活を余儀なくされた私たちは、それぞれが得意とする分野の作業をこなせねばなりません。「社長、私は大工仕事が好きなので小屋を建てます」「うん、そげんしてくれ」「私は釣りが好きなので漁師をやります」「そりゃ助かるばい」「僕は土いじりが好きなので畑をつくります」「私は狩猟を」
 やがて何の救助もされないまま数年の月日が過ぎました。大工担当はまるで棟梁並みの腕になり、畑担当の畑には見事な作物が実り、釣り好きは一流の漁師に。狩猟担当はマタギ並みになりました。すべての担当者がプロ並みになり、1つのムラが形成され物流も盛んになりました。
 しかしながら、この島に住む全員の本業は、「ラーメン屋」なのです。
 そしてある社員が言いました。社長だけ何でコアラになったと?