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第二十七話 10月2日はとんこつの日

 もう何年も前に、ある友人に言われたことを最近思い出しました。それは「あんた、豚の供養はしよるね?」と。ドキッとしました。考えてみれば、とんこつラーメン屋として何十年も豚にお世話になっておりながら、供養のひとつもやってないし、考えたこともありませんでした。その後「ラーメンフェスタin久留米」の企画・開催やら、そのフェスタのノウハウを、全国(北海道から鹿児島まで)のラーメン関係団体に伝えて廻るやらでバタバタして、その友人の豚の供養の話をすっかり忘れておりました。その久留米のラーメンフェスタも平成18年の第8回目で終了。その後JR久留米駅前に屋台の形をした「とんこつラーメン発祥地」のモニュメントを除幕して、フェスタの運営母体である「久留米・ラーメンルネッサンス委員会」は休眠期に入りました。私もこれを機に全ての公務から退き、久留米のラーメン町おこしは後進に譲ることにしたのです。最近では、久留米の若手のラーメン店主たちが集まり「久留米・ラーメン会」という団体をつくり、久留米のラーメンの魅力をもっと全国に広めようと頑張っています。私はその会の相談役という名誉職をいただいておりますが、誰も相談に来ません(笑)。
 前振りが長くなりましたが、そんなある日、思い出したのが「豚の供養」の件です。そこで考えました。とんこつラーメン発祥地のモニュメントがあるのなら、豚の供養塔があって然るべき。ラーメンとの連動性を持たせるなら、やはり「とんこつ供養塔」でしょう。さらに「とんこつ神社」があれば、なお良し。そして「とんこつの日」を10月2日と定め(少々無理あり)、この日に神職によるとんこつ供養を取り計らっていただく。また、その日は市内の有志ラーメン店では、お客様になんらかのサービスをし、話題性を高める…。そんなアイデアをラーメン会のメンバーに伝えたところ、皆気持ちよく賛同してくれました。ただ、供養塔や神社はお金も時間もかかるので、将来的な目標ということにして、とりあえず今年の10月2日には水天宮でとんこつ供養(映画「ラーメン侍」の撮影安全祈願も水天宮)をしていただき、各ラーメン店では何かのサービスをしようということになりました。真木和泉守先生も許していただけるでしょう。
 さて、来たる10月2日をご期待あれ。

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