

博多一風堂 力の源通信 Vol.28〜32、Vol.36〜38 に掲載。
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◆◇◆ ラーメン放浪記 其の一 ◆◇◆
最近よく小学生や中学生が、グループで僕の店に見学に来ます。 | |
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僕は豚の背脂をカットしながら、この古代ローマの奴隷船のような店の子供にウッカリ生まれてしまった自分を呪いつつ、密かにつぶやいていました。 −−−次号 乞うご期待−−− | |
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【力の源通信 Vol.28 掲載】
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◆◇◆ ラーメン放浪記 其の二 ◆◇◆
(前号よりつづく) まるでニューヨークの地下鉄アーティストの元祖的な幼児だったわけですが、なんせ深夜の繁華街の歩道に4〜5才の幼児が一人で絵を描いているのです。ヨッパライにとって(ヨッパライじゃなくても)その光景は摩訶不思議なもので、歩道の暗すみにうずくまるように絵を描いている僕に出くわした途端、まるで座敷わらしでも見たかのようにギョッとし、そして恐る恐る僕の絵を覗き込むと、以外と上手だったらしく、二度ギョッとしてました。 やがて月日は流れ、僕もいつしか青春期を迎えました。その頃になると、おやじの屋台は“店舗”へとバージョンアップしとりましたが、その本質に変わりはなく“ローマの奴隷船”が“タイガーマスクの虎の穴”になっただけでありました。当然青春期の青年である僕は、とっくに白いチョークは卒業して“ギター”に没頭し始めていました。ところが、虎の穴の星一徹(なんかスゴイ組み合わせ)は相変わらず容赦がなく、ギターを弾こうとする僕を見つけると“豚の背脂カット”を命じます。 −−−次号 乞うご期待−−−
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◆◇◆ ラーメン放浪記 其の三 ◆◇◆
(前号よりつづく) 18になった僕は、朝から晩までギターばかり弾いており、アマチュアバンドとしては、博多の街でそれなりにブイブイ言わせたもんですが、本来はお絵かき(グラフィックデザイン系)大学の学生でありました。 ところが、卒業が迫るにつれて、「自分はデザイナーになるべきか、ミュージシャンになるべきか、僕はイッチョ前に人生の選択で迷い始めました。悩み過ぎてイライラし、オヤジの血なのか酔狂回してギターを蹴飛ばしたことも憶えとります(ヘッドの凹みはそのときの傷)。 閉店後、薄暗い店のテレビをつけると、バンドの後輩・大内が、藤谷美和子と「愛が生まれた日」をデュエットしとります。チャンネルを変えるとデザイン仲間の北条が描いた漫画「キャッツアイ」がTVアニメになってドタバタやっとります。僕は、暗い厨房でひとり残飯を片づけながら、テレビから聞こえてくる友人たちの華やかな歌声を背中で聞きつつ、思わずつぶやいてしまいました。 −−−次号 乞うご期待−−− ※注:「げさっかー」とは「格好悪い」の意。久留米弁。一般的に男性が使う言葉。
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◆◇◆ ラーメン放浪記 其の四 〜一風堂・河原さんとの出会い〜 ◆◇◆
(前号よりつづく) そのラーメン屋は、西通りの賑やかな本通りを一つ裏通りに入ったところに、こぢんまりとありました。 そうです、いまの流行の若手ニューウェーブ系ラーメン店のスタイルは、まさに17年前の博多のこの小さなラーメン屋から始まったのです。そして、最後に肝心要のラーメン(豚骨)を食べると、コレがまたウマイ! 僕は衝撃を受けました。ラーメン屋の息子でありながらラーメン屋を恥じて育ち、長じてラーメン屋を継いでもなお、ラーメン屋を否定している歪んだ青年は、ショックのあまり「ねーねー」と話しかける彼女の声も耳に入らず、ただ呆然としていました。 その時この店のマスターらしき人が帰って来ました。赤いバンダナをしたイキな長身のマスターは僕たちをチラリと見て笑顔で短く「どうも」と挨拶すると、店に入って行きました。その時はただそれだけの出会いでしたが、これが、その後長く付き合うことになる一風堂の社長・河原さんと僕との最初の出会いだったのです。 −−−次号 乞うご期待−−−
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◆◇◆ ラーメン放浪記 其の五 〜最終回「ラーメンありがとう」〜 ◆◇◆
(前号よりつづく) 実はその頃、この合川店の噂を聞いた一風堂の河原さんが、何と社員数人を引き連れて視察に来られたのです。 さて、このコラムシリーズもついに終わりに近づいてきました。河原さんとの出会いから今年で17年目を迎えます。 最後に、僕にラーメンの素晴らしさやカッコよさ、そしてラーメンの持つパワーや無限の広がりを知るきっかけを与えてくれたのは、一風堂社長・河原成美という男でした。 いま僕はつくづく思っています。
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◆◇◆ ラーメン放浪記・リターンズ 其の一 〜源泉スープ〜 ◆◇◆
さて、先日何気なくテレビの温泉番組を見てましたら、温泉博士なる人が登場して、なにやらマイナスイオン測定器というキカイで、全国あちこちの温泉の効能を測定してました。
【力の源通信 Vol.36 掲載】
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◆◇◆ ラーメン放浪記・リターンズ 其の二 〜さらばラーメンブーム(上)〜 ◆◇◆
久留米・大砲ラーメン店主 香月 均 【力の源通信 Vol.37 掲載】
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◆◇◆ ラーメン放浪記・リターンズ 其の三 〜さらばラーメンブーム(下)〜 ◆◇◆
久留米・大砲ラーメン店主 香月 均 【力の源通信 Vol.38 掲載】
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